キャンプなどで、缶詰を直火で温めている場面を見ることがあります。
その行動を参考にして、家庭でも、缶詰を直火で温めている方もいるのではないでしょうか?
調べてみると、どうやらその温め方、とても危険だということが分かりましたので、ご紹介したいと思います。
正しい湯煎の仕方で美味しくいただきたいですね。
缶詰の温め方は直火でいいの?
缶詰の温め方で、直火はぜったいNGなんです。
キャンプやアウトドアで、缶詰を直火にかけて温めるシーンはテレビでも見かけます。
直火だとお皿が汚れず、そのまま廃棄できるので手軽なのですが、缶詰メーカー側は以下の見解を示しています。
缶詰の直火調理は危険が伴うため推奨しない
缶詰の直火調理の危険性について、主な理由3つをまとめました。
1.缶が破裂する
未開封の缶詰を直火にかけると、破裂する危険性がある。
2.内面塗装が溶ける
缶詰の内側には、容器の腐食を防ぐため、樹脂などでコーティングしています。
常温で保存しているぶんには、人体に影響はありません。
しかし、直火で加熱すると100℃以上になり、コーティングが溶ける可能性がある。
溶けた場合の人体への影響について、はっきりと分かっていないが、安全性からやめておくのが無難に思います。
3.ヤケドの危険性
缶詰内に残っている空気が、急な温度変化により、飛び散ったり破裂する可能性があります。
直火がどうして危険なのかが分かりました。
次に、正しい温め方として「湯煎の仕方」をご紹介します。
缶詰の湯煎の仕方
肉や魚など料理全般の缶詰は、湯煎が断然おススメなんです。
方法は簡単▼
・沸騰したお湯に缶詰を入れて火を止める。
・余熱で3~5分温める。
※長時間の加熱や、100℃以上の温度で加熱すると、缶の内側のコーティングが溶ける可能性があります。
缶詰の電子レンジでの温め方
湯煎以外に、缶の中身を耐熱容器に移して、電子レンジで加熱する方法もあります。
電子レンジで加熱の際の注意点として、
◆ラップをかける
◆必ず容器に移し替える
魚の缶詰は、中身を電子レンジで加熱すると、皮と身の間にある脂が先に加熱されてしまい、皮がはじけてしまうので注意が必要です。
※缶をそのまま電子レンジで加熱すると、金属部分が反応して、缶詰が破裂したり、電子レンジが故障する原因になります。
必ず容器に移し替えましょう。
缶詰まとめ
以上、「缶詰の温め方は直火でいいの?湯煎の仕方を紹介します!」についてお届けしました。
直火で温めるのは危険なことが分かりました。
100℃を超えない程度で、長時間加熱しないことを守れば、加熱方法もいろいろありそうですね。
あとは、加熱しなくても美味しい缶詰もたくさあるので、工夫で楽しめそうです!