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アドラー心理学の子育て法!2種類の目標について

アドラー子育て

アドラー子育ては無理とか、声かけが難しい、実践したら子供がわがままになったなどいろいろ耳にします。

しかしアドラー心理学の子育て法は、頭で考えた方法ではなくて、実体験に裏付けられたものです。
楽しく学んで子育てを楽しめたらいいなと思います。

この記事では、アドラー心理学の子育て法の2種類の目標についてお伝えしたいと思います。

アドラー心理学の子育て法!2種類の目標

アドラー心理学の子育て法には2種類の目標があります。

その目標とは「行動面」と「心理面」の2種類です。
この目標に向かって子育てをしよう!となっています。

次に、「1.行動面の目標」と「2.心理面の目標」の中身を詳しく見ていきましょう!

1.行動面の目標

子育ての行動面の目標には2点あります。

行動面の目標
①自立する
②社会と調和して暮らせる

自立するとか、社会と調和するという目標って、わりと普通の考えだと思います。
では、子育ての現場ではどんなふうに考えていったらいいのか。

以下の緑の枠のように考えていきます。

例えば、子供が朝起きてこないとします。
起きてこない子供に対して、親の対応が3パターンあるとします。

●パターン①:「早く起きなさい!何時だと思ってるの!」と親が叱って子供を起こす。

●パターン②:起きてこない子供をそのままにしておく。

●パターン③:朝起きについて親子で話し合う。

3パターンの起こしかたそれぞれで、「この対応で、この子はこの先自立していくかな?」とか、「この対応で、社会と調和して暮らしていくかな?」というふうに考えていきます。

それぞれの家によって、「自立していくだろう」とか「社会と調和して暮らせるようになるだろう」と考えるポイントは違います。

違うからみんなに合わせなければいけないことでは無いし、少数派だからどうしようと思う必要もありません。

それは違って当然で当たりまえのことだと思います。


ということは、きっと子供たちも違います。

同じように対応していても、その子がどうなっていくのかは、その子その子によって違っていくのだと思うので答えはひとつではないです。

しかし傾向として、多くの人がそう思うよねとか、多くの人がそうは思わないよね、というのが何となくあって、それが正しいかは分からないけれど、そんなもんだと思っていてほしいと思います。

次に、もう一種類の心理面の目標についてです。

2.心理面の目標

2つ目の目標は、子育ての心理面の目標で、これも2点あります。

心理面の目標
①私は能力がある
②人々は私の仲間だ

②にある「人々は私の仲間だ」の「人々」とは、子供たちにとってまず最初の人々はお母さんです。
お母さんが子供にとって「私の仲間だ」と感じてくれるかどうかです。

心理面の目標についても、子育ての現場ではどんなふうに考えていくのか。
行動面と同じ例で考えてみましょう。

以下の黄色の枠のように考えていきます。

例えば、朝起きてこない子供に対して、4パターンの親の対応があるとします。

●パターン①:「早く起きなさい!いつもいつも遅刻ばかりするんだから!」と、遅刻しないように親が子供を叱って起こす。

●パターン②:起きてこない子供を優しく起こす。

●パターン③:起きてこない子供をそのままにしておく。

●パターン④:朝起きについて親子で話し合う。

4つのパターンの起こしかたそれぞれの対応で、「この起こし方でこの子は「私は能力がある」と思うかな?」または「私は能力がないと思うかもしれない?」。
そして、「この子は「お母さんは私の仲間だ」と思うかな?」または、「仲間じゃないと思うかもしれない」というふうに考えていきます。

能力とは、例えば「ご飯を自分で食べる」とか「朝一人で起きる」「着替えをする」などのことです。

能力とか仲間についても、親によって考え方や意見は違ってくると思います。
そしてやっぱり子供も、その子その子によって違うんだろうなと思います。

しかし、多くの人がそう思うのと、多くの人がそう思わないというのがあって、子供たちにも多分、多くの子供はこういうふうに対応すると「仲間だな」とか「能力がある」と感じる対応があるんだと思います。
そしてその多くの子供がそう思う対応を選んでいきたいなと思います。


これでアドラー心理学の子育て法の2種類の目標は終わりです。
次に、2種類の目標のうち、子育てにおいて大切なことをお伝えします。

2種類の目標で大切なこと

2種類の目標、【行動面の目標】2点と【心理面の目標】2点のうち、子育てにおいて大切なのはどちらか。

それは、【心理面の目標】2点です。

どうしてかというと、心理面の目標である「私は能力があるな」と「周りの人たちみんな仲間だな」と子供が思えるようになるということは、きっとこの先自然と自立していくだろうし、きっと社会と調和して暮らしていけるのだろうと考えられるからです。

だから心理面の目標が達成されると、自然と行動面の目標も達成できているということになります。


子育ての現場で、まずは、この対応をしたら子供は「能力がある」と感じるかな?感じないかな?
「家族は私の仲間だ」と感じるかな?感じないかな?
ということを点検しながら対応していきたいと思います。

アドラー子育ての目標まとめ

以上で「アドラー心理学の子育て法!2種類の目標について」をお届けしました!

この子の対応はどれがいいのか、赤ちゃんのころから試行錯誤しながら子育てをしていると思います。
しかし子供が成長すれば今までいいと思っていた方法が全く通じなくなることもありまよね。

あなたのお子さんはどんな子になってほしいですか?
あるいは、子供が育っていって将来どんな大人になってほしいと思っていますか?

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