春日大社の本社と若宮神社の関係とは?!若宮おん祭りや若宮様についても!

季節イベント

奈良で1300年の歴史を誇る世界遺産である春日大社。
その代表的な摂社である若宮神社では、20年に一度の儀式である式年造替しきねんぞうたいが行われたばかり!
春日大社本社と若宮神社との関係や若宮おん祭り、若宮様など若宮の歴史と魅力に迫ります。

若宮神社とは

春日大社の境内にはいくつかの摂社(メモ)がありますが、そのなかで一番重要で代表的な摂社が若宮神社です。
若宮社ともいいます。

◆摂社:本社のご祭神と縁の深い神をおまつりしている神社
◆末社:ご祭神とはあまり関係のない客分の神様をおまつりしている神社


若宮神社のご祭神をおまつりしている本殿は、春日大社の本殿の4棟と全く同じ造りです。
春日本社の本殿は目の前で見ることができませんが、若宮の本殿は目の前で観察することができます。

ご利益は、知恵と生命の神様として、正しい知恵と若々しいエネルギーをいただけます。

今年(2022年)、若宮のご本殿は、20年に一度の儀式である式年造替しきねんぞうたい(メモ)が行われたばかり!
(春日大社は7年前に造替ぞうたいしました)

式年造替しきねんぞうたいとは
定められた年に、本殿の場所はそのままで屋根をきかえたり、建て替え・修復を行うこと。

*造替中のご祭神は「移殿うつしどの」といって、仮の場所に移っていただき、造替が終わったら元の場所に戻っていただきます。


若宮神社の目の前にある建物は、若宮に付属する神楽殿かぐらでんという建物。
春日の巫女みこさんが常駐して、神楽の舞を奉納していました。
日本最古の神楽殿で重要文化財です。

若宮様とは

若宮様こと若宮のご祭神は「天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)」。

この若宮様とは、春日大社本社に祀られている4祭神のうち第三殿と第四殿のご祭神の御子神みこがみ(メモ)にあたります。

御子神みこがみとは、神社において親子関係にある神がまつられる場合、子に当たる神のこと。
(wikipedia引用)

御子神みこがみ様だから春日大社のなかで一番重要な摂社なのですね。

春日大社の本社とは

全国に約1,000社ある春日大社の総本社がここ春日大社本社です。

春日大社は768年に称徳しょうとく天皇の勅命ちょくめい(天皇の命令)によって、平城京の繁栄を祈願し、御蓋山みかさやまのふもとに創建されました。

御蓋山みかさやまは春日大社のご神体で神の山といわれます。

南門をくぐると正面に「幣殿へいでん舞殿ぶでん」という建物があり、春日大社本殿に向けて参拝する場所です。
さらに奥の神聖な場所である本殿へは参拝料500円で入れます。

本殿の直前の門(中門ちゅうもん)の奥に、同じ大きさの本殿が4棟並んで立っています。
(本殿は春日造りという建築様式の原点ということで国宝)
4棟の本殿のご祭神は、世柱の神よはしらのかみや4祭神ともいわれます。

春日大社本殿の世柱の神よはしらのかみ

第一殿「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」
・ご利益:商売繁盛、武芸向上、交通安全、幸運
・奈良時代初期、鹿島神宮(茨城県)から祭神として迎えたときに白い鹿(神鹿)に乗って来られたことから、奈良市一円シカが神様として大切にされています(天然記念物に指定)

第二殿「経津主命(ふつぬしのみこと)」
・ご利益:勝負運、交通安全、災難除け
・カケミカヅチノミコトとは叔父の関係の神様のため、この2柱は対でまつられることが多い

第三殿「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」
・ご利益:子孫繁栄、出世、家内安全
・藤原氏の祖先の神

第四殿「比売神(ひめのがみ)」
・ご利益:夫婦円満、安産、子授け
・女性の神様で、アメノコヤネノミコトの妻

ご祭神それぞれにご利益はありますが、春日大社全体のご利益は総合的にいろいろいただけることから、総合運・全体運・所願成就など何でも聞き入れてくださいます。


そして春日大社の境内にある国宝殿には、名だたる武将たちが奉納したとされる刀剣やよろいなど300点以上の国宝が納められています。

恒例行事として万燈籠まんどうろうが年2回開催されます。
境内の燈篭3000基に灯され幻想的な世界が広がります。

万燈籠まんどうろう
年2回の毎年恒例行事
・節分の日(2月)18時から
・8月14日&15日19時から
※通常の特別拝観料は無料

◆2022年は特別に万燈籠が実施されます。
11月の毎週土曜日17:30~20:00
※詳しくは春日大社公式HP

春日大社本社と若宮神社の関係

【若宮の誕生】
1003年ごろに本殿の中で、なんと、水の塊のようなものから神様の化身が出現しました。
それを「第三殿の天児屋根命あめのこやねのみこと」と「第四殿の比売神ひめがみ」のお子様の神様(御子神みこがみ)であろうということで、本殿の中におまつりしていました。

しかし、平安時代の終わりに疫病や飢饉ききんなど悪いことが続いたので、藤原忠通ふじわらのただみちが中心となり「御子神みこがみ様を若宮としておまつりしよう」と悪いことからすがろうということで、本社の本殿と全く同じものを100mほど離れた場所に造り、それを若宮としておまつりしたのがはじまりです。



・本社は国家の安泰を祈願して創建されたのに対し、若宮は大和国のすべてを守る神様で、個人の願いもお聞きになる神殿として創建されました。

・本殿の朱色は、ほかの神社と比べて赤が深くて濃い色です。
これは春日本社と若宮の本殿にしかない本朱塗ほんしゅぬりで、それが100%で塗られています。
金箔瓦もめずらしいです。

春日大社本社と若宮神社をつなぐ御間道

春日大社本社と若宮神社まで約100mの距離です。
ふたつをつなぐ御間道おあいみちには、石燈篭いしとうろうや本宮神社遙拝所ようはいじょがあり、いろんな歴史的要素が凝縮しています。

石燈篭いしとうろう
本社の南門から若宮神社をつなぐ御間道おあいみちには、両側に石燈篭いしとうろうがずらりと並んでいます。
古いものは鎌倉時代後期ぐらいのものから、室町、江戸など古い時代の燈篭とうろうです。

室町時代に全国の神社に奉納された燈篭の3分の2がこの場所にあるといわれています。
本来はご神前やご仏前に供える燈篭ですが、ここから参道に並べられる習慣が全国に広がりました。


◆本宮神社遙拝所ようはいじょ
御間道おあいみちの中ほどに、摂社「本宮神社遙拝所ようはいじょ」があります。
春日大社のご神体である御蓋山みかさやまの山頂に「本宮神社」がありますが、ここから遙拝ようはい(はるかにおがむ)します(本社のほうにも御蓋山みかさやまを遙拝する場所があります)。
遙拝所から奥は、すべての春日信仰の原点となっている世界です。

・ご祭神:武甕槌命たけみかづちのみこと経津主命ふつぬしのみこと天児屋根命あめのこやねのみこと


大楠おおくす
若宮神社の目の前には巨木な大楠があります。
・幹回り約11.5m
・高さ約24m
江戸時代に雪が積もり、その重さで上部が折れて今の形になっています。
奈良県下で1、2を競う大木です。
神功皇后じんぐうこうごうが手植えされたと伝えられています。

春日若宮おん祭り

春日若宮おん祭りは、奈良を代表する祭りのひとつであり国の重要無形民俗文化財。
おん祭りのはじまりは、若宮に飢饉ききんや疫病の根絶を祈願したのがはじまりとされているので、祭りの出発点は若宮です!

若宮の神様(天押雲根命(あめのおしくもねのみこと))は若宮おん祭りの際、御旅所おたびしょという場所に移されます。

●開催日:毎年12月17日
●時間:午後3:30ごろ~夜11時過ぎまで

なんと1136年から約900年間途切れることなく続いてきた祭りです。
おん祭りは8時間にわたり、さまざまな芸能が奉納されます。

●芸能の場所:舞台は「御旅所おたびしょ

伝統芸能の博物館のようなイベントがこの御旅所おたびしょで行われ、おん祭りの中心的なスペース。

そして、演じる側も観客も、御旅所おたびしょの芝の上に居ることから「芝居」という言葉が生まれたという説があります。

御旅所おたびしょの場所
一之鳥居をくぐると東へ真っすぐな参道が続きます。
200mほど歩いた左手に御旅所があり、普段は立ち入り禁止となっています。

神様の前で伝統芸能が演じられて奉納されます。

春日大社本社と若宮まとめ

以上、「春日大社の本社と若宮神社の関係とは?!若宮おん祭りや若宮様についても!」についてでした!

若宮は、奈良の庶民に親しまれてきて、それが春日若宮おん祭りともつながっているという、いろんな意味で近しさのある神様でもあるのですね。


\春日大社の初詣の記事はこちらに書いています。よかったら読んでください/

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