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自己否定がやめられない!自己否定をやめる方法「事実」と「意見」

子育て

前回、自己否定をやめるには、まず、自己否定している思考に気づくことだという記事を書きました。
前回の記事のリンクを以下に貼っておきますので、ご興味のある方は読んでみてください。

今回も自己否定をやめる方法についてです。
自己否定がやめられない理由のひとつに、「事実」と「意見」を混同している可能性があるということ。
そこから、身につけた自己否定から抜け出す道をみていきたいと思います。

自己否定をやめる方法「事実」と「意見」

自己否定しているときの状態は、自分自身の認知もしくは相手(多くは親)の認知が正しいと信じている状態です。

相手の認知を信じるということは、私が間違っていると信じることに繋がります。
自分自身の認知が正しいと疑わないことは、間違えてはいけないとか、失敗してはいけないなどという思い込みに繋り、結果的に自己否定したり自己肯定感が下がったり、相手との関係がこじれていったりします。

だからといって持っている認知を変えましょうということではなくて、事実をひとつずつ確認していきましょうということになります。

その認知は「事実なの?」「認知が歪んでいない?」をひとつずつ確認していくことです。
つまり「事実」と「意見」を分けて考えます。

例えば、全然出来ていないのに「出来てる!」と思い込んでみたり。
出来ているのに「全然出来てない」と思い込んでいると自己肯定感は下がっていきます。

どうしてかというと、「出来てる」と思い込むと、一見、自己肯定感が上がりそうなのですが、実は、出来ていない事実を見ないようにしていることになります。

その思い込みの裏側には以下のような気持ちが隠れているかもしれません。
・出来てない事実を見てしまうと自分の価値が下がるような気がする
・出来てない事実を見ると心が折れてしまうかもしれない

そして無意識のうちに「自分には価値がないのかもしれない」と思い込んでしまうのです。

この思い込みが事実を見落としてしまい、事実から大きく外れた認知をつくることとなり自己肯定感が下がります。

例えていうなら、現実を忘れてイメージの世界に迷い込んでしまってるような感じです。
イメージの世界に迷い込んでることに気づいて、事実をひとつずつ確認し、現実に戻ってくることができると自己否定をやめることができるでしょう。

しかし事実を正確に認識することはできないので、なるべく事実に近づけるというのがポイントです。
そうして事実をひとつずつ確認していき現実に戻ってきます。

事実を確認して現実に戻ってくる

事実を確認していき、現実の世界に戻ってくるポイントは「今あるもの」を感じることです。
実際に「見たり」「聞いたり」「触ったり」して「今ここ」に戻ってきます。

公園へ散歩に行ったとして、葉っぱなど「確実にあるもの」を探してみるのもいいと思います。

例えば、水筒に半分の水がある状態を「ない」というとウソになります。
水が「ある」か「ない」かでいうと水はあります。
これが事実です。
「半分もある」や「半分しかない」と思っているのが人それぞれの認知で感じた意見です。

そうやって確実にあるものに注目している時、「ない」と否定することはできないので、「ある」ことを認めて肯定するしかありません。

「ある」という事実を見ないようにして「水はない」ことにするのが、事実を正確に捉えようとせずに歪んだ生きづらい捉え方ということになります。
「ない」ことからはじめるのではなくて「ある」という事実から考えます。

「ある」ことに注目すると、「ある」ものを使うことができるし、それを使い続けると「できる」に繋がっていきます。

だから「ない」に注目するよりも「ある」に注目するほうが自己肯定感が上がります。

こうやって事実により近い認知をもっていると、事実は否定することができないので自己肯定感が上がります。

例えば、「子どもの出来てるところに注目しよう」という話しがあります。
気休めに「出来るよ!」とか、あまり出来ていないのに「出来てる!」と注目するのは逆効果で、出来た瞬間を捉えたり、確実に出来ているところを見つけだしてそれを子どもに伝えるほうが、子どもも「見てくれてる」と感じて自己肯定感が上がります。

自分自身に対しても同じです。
「私は本当にダメだな」とか「本当はやればできるんだけど」などという場合にも、なるべく確実に出来てると言えることを見つけるようにします。

そうすると自己否定する頻度を減らすことができます。

そうやって「確実にあるもの」「確実にそう言えるもの」に注目し、事実を確認していくと意識が「今ここ」に戻ってきます。

今ここに戻ってくるというのは、私たちが自己否定しているのは今ここの自分だからです。
過去の私でもなく、未来の私でもなく、今ここの私を否定しているのです。

過去に出来ていたことではなく、未来のこれからやることでもなく、「今出来ていること」や「今やっていること」に注目すると今ここに戻ってこれます。

そうやって、今ここに意識を戻して自分自身を肯定するから自己肯定感が上がっていきます。
過去の私や未来の私をいくら肯定しても、肝心な今現在の自分自身を肯定していなければ自己肯定感は上がらないのです。
自己肯定感などの感情や五感などは「今ここ」にしかありませんから。

まとめ

以上、「自己否定がやめられない!自己否定をやめる方法「事実」と「意見」」についてでした。

ネガティブな気持ちは避けなければいけないものでも悪いものでもなくて、自分にとって重要なメッセージを投げかけてくれている大事な感情です。
だからネガティブになってしまったといって自分をわざわざ責める必要はありません。

全ての物事に良い悪いは無いし、だから問題とか問題じゃないとかもありません。
問題とか問題じゃないと決めているのは私なのです。

「今ここ」に戻る方法として、自分自身の身体のどこかを触るのもおすすめ。
私たちは今ここに生きていて、今ここに身体があるのは事実なので!

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